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SAP Concur ローカライゼーション: 日本の公共交通機関

 3 years ago
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Posted on April 22, 2021

SAP Concur ローカライゼーション: 日本の公共交通機関

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現在のデジタル企業では、企業が複数の地域に拠点を確立することが一般的になっております。複数の地域にまたがる、多様なオペレーションやサプライチェーンが現実のものとなっております。このような企業がソフトウェアを検討する際に重要な点は、SaaSベースで利用できること(標準的、 使いやすく、設定や利用が簡単で、オンボーディングが容易で、使用した分だけ支払う)とローカライゼーションのサポート(現地の規制への対応、言語サポート、現地のビジネスプラクティスのサポート など)です。

出張・経費管理のSaaS製品でSAPの旗艦製品であるSAP Concurは、豊富なローカライゼーション機能が実装されており、また、多くのローカライゼーション機能が計画されています。

ここでは、SAP Concurのローカライゼーションの一環として、日本のお客様をサポートするためにSAP Concurに導入された4つのイノベーションをご紹介致します。

以下のビデオでは、当社の専門家Kruti NargundVineet Salianによる4つのイノベーションについての説明を聞くことができます(言語:英語)

日本では、鉄道は都市部や大都市間の主要な交通手段です。比較的簡単にアクセスできることから、個人旅行だけでなく、出張にも好んで利用されています。

日本には約160の鉄道会社と約9000の鉄道駅があり、日本の旅行市場は8兆円と推定されています。

鉄道を利用した出張者の旅費をSAP Concurに確実に統合するために、SAP Concurのローカライゼーションの一環として、いくつかの重要な機能がSAP Concur Expenseに追加されました。

これらの機能をSAP Concur Expenseで利用するためには、日本の公共交通費機関の経費タイプが有効なポリシーに関連付けられていることが前提条件となります。

こちらで、4つの機能について簡単に説明させて頂きます。

経路検索は、出張前、出張後、そして出張中にも役立ちます.

初めての来日で、出発駅と到着駅だけがわかっている場合、経路検索はすべての利用可能な経路を表示します。さらに、経路検索では、各経路でかかる費用、時間、距離などの情報も提供します。

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                                                    図1:経路検索

図1に示すように、経路検索では、 [早い]、[安い]、[簡単]のラベルが付いた経路オプションが表示され、迅速な経路、より安い経路、または乗換回数の少ない経路オプションを利用できます。

経路検索は以下のように簡単です:

  • 出発駅と到着駅を入力する。
  • すべての経路の一覧が表示される
  • 自分が利用した経路を探す
  • 経路を選択して完了

経路検索は、すべてのエントリを作成します。

出発駅と到着駅を指定した経路検索の他に、2つまでの通過駅を追加するオプションもあります。

マニュアル入力 と お気に入りの経路

ご要望の多かった機能は、経路のマニュアルでの入力追加と、お気に入りの経路としてマークする機能です。

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                                                               図2:マニュアル入力

図2に示すようにマニュアル入力は、出発駅、到着駅、関連費用がわかっている場合に利用できます。

それは以下のように簡単です。

  1. 出発駅と到着駅を入力する
  2. 費用を入力する
  3. 経路を追加して完了

よく使う経路であれば、お気に入りの経路に追加しておくことで、次回からはお気に入りの経路リストを開いて、経費レポートに追加するだけで登録が完了します。

定期券 と 定期券のインポート

定期券は、最も頻繁に利用する経路の通勤費を節約することができる、便利なものです。

定期券は、2つの駅の間を移動するための旅費を支払い、その2つの駅の間にあるどの駅でも乗り降りすることができます。

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                                                                    図3:定期券

SAP Concurでは、日本公共交通機関の定期券をサポートしております。

定期券をお持ちの方は、SAP Concurでその詳細を追加してください。次回、経路を追加する際に、お持ちの定期券の出発駅と到着駅と一致すれば、その経路の費用は自動的にゼロに調整されます。

会社経営者の方で、従業員に定期券を発行している場合、各従業員の定期券をマニュアルで追加する必要はありません。スプレッドシートに記入して、SAP Concurにインポートするだけで、SAP Concurが図4のようにデータを追加します。

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図4:定期券の大量インポート

経路のどの部分でも定期券が有効な場合、定期券部分について料金に含めることができるオプションもあります。

IC カード

IC(Integrated Circuit)カードは、日本では交通機関の料金を支払うために使われるチャージ(入金)式のプリペイドカードです。これらのプリペイドカードは、鉄道駅や主要空港の券売機で販売されています。Suicaカード(JR東日本、東京及び東日本エリア)、PASMOカード(パスモ、東京及び東日本エリア)、ICOCAカード(JR西日本、大阪エリア)など、10種類以上のICカードがあります。

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図5:ICカード

カードにチャージ(入金)して出張に行き、会社に戻ってきてカードリーダーにカードをかざすと、利用可能な経費のリストにすべての経路が表示されます。

払い戻しをしたい経路を選択し、経費レポートを選択し、「移動」をクリックすれば完了です。

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図6:ICカードから経費項目

次回のブログでは、SAP Concurのローカリゼーション機能を、さらにご紹介致します。

Credits ( Language Support ) : Ashok N


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